まずいと思ったらチェック!糖尿病診断基準を知るためにはここをチェックする必要あり!

糖尿病 診断基準

 

健康診断ではほとんどのケースで検査項目に入っている「尿糖」「空腹時血糖値」「HbA1c」の3つの検査ですが、これらの検査から見えてくるのは糖尿病のリスクです。

・尿糖:尿の中に糖が出ているかを調べる検査。
・空腹時血糖値:空腹時に血液中にどのくらいのブドウ糖があるかを調べる検査。
・HbA1c:血液中にヘモグロビンAとブドウ糖が結合したHbA1cがどのくらいあるかを調べる検査。

 

どれか一つでも異常値が出た場合、糖尿病のリスクがあるということがわかります。
では、これらの検査でどのような結果が出ると、糖尿病と診断されることになるのでしょうか?

 

検査項目の見方

 

健康診断で糖尿病のリスクがわかる「尿糖」「空腹時血糖値」「HbA1c」の3つの検査について、まずはしっかりと見方をチェックしていきたいと思います。

 

・尿糖

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尿糖の検査では、検査項目には−(陰性)+−(擬陽性)+(陽性)という3種類の記号が記載され、さらに陽性の場合には+1〜+5までの段階があります。

 

健康な状態は陰性の−が記載され、擬陽性である+−の場合でも、正常値という扱いになります。
ですが、陽性が出た場合には、糖尿病の可能性が高いということになります。

 

ただし、糖尿病ではない場合でも、尿糖が陽性になる場合があります。
例えば検査の前夜に食事をいつもより多い量食べていたり、体質的に尿糖が陽性になってしまう腎性糖尿のケースもあります。
甲状腺機能亢進症や脳血管障害の場合にも尿糖が陽性になることがありますので、尿糖が陽性になったからと言って必ずしも糖尿病であるとは診断されません。

 

・空腹時血糖値

糖尿病 診断基準

 

空腹時血糖値を測る時には、検査前日の夕食後から絶食をして、翌日に食事をとる前に血液を採取して検査を行います。
空腹時血糖値の基準値は70〜110mg/dl未満です。
もし空腹時血糖値が110mg/dl〜125mg/dlの間に入っている場合には、境界型となります。
さらに126r/dl以上になると、糖尿病と診断されます。

 

境界型の方の場合、ブドウ糖負荷試験というものを追加で行うことがあります。
このブドウ糖負荷試験というのは、75gのブドウ糖を溶かした液を飲んだ後2時間たってから血液を採取して検査を行う試験です。
この試験で血糖値が200r/dl以上の場合には、境界型の方でも糖尿病と診断されます。

 

ただし、空腹時血糖値が高くても糖尿病ではない場合もあります。
膵炎や甲状腺機能亢進症の場合には血糖値が高くなりますし、血圧降下薬やステロイド薬などを服用している場合でも、血糖値が高くなることがあります。

 

・HbA1c

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空腹時血糖値やブドウ糖負荷試験で分かる血糖値というものは、血液検査を行った時の血糖値になります。
ですが、HbA1cは過去1〜2か月間の血糖の状態をしらべる検査になります。
通常赤血球の寿命は約120日間で、毎日新しい赤血球が生まれ、古い赤血球は淘汰されていきます。
HbA1cは赤血球中のヘモグロビンAと血液中のブドウ糖が結合したもので、血液中にこのHbA1cが多い状態の場合には、過去1〜2か月間の血糖値が高かったということがわかります。

 

HbA1cの基準値は4.6〜6.2%(NGSP値)になります。
もしHbA1cが6.5以上の場合には糖尿病型になります。
7.0%と超える場合には、糖尿病の合併症のリスクが高くなってきます。
さらに8.0%を超えると糖尿病が進行している状態になります。

 

ただし、糖尿病以外の場合でも、甲状腺機能亢進症やヘモグロビン症の場合にもHbA1cが基準値を超えることがあります。

 

糖尿病診断の基準とは?

 

糖尿病 診断基準

 

健康診断の結果によっては、検査項目によっては基準値内なのに、別の項目は基準を超えてしまっているという方もいます。
糖尿病は一つの検査結果だけを見て診断を行うわけではありませんので、ここで実際に医師が糖尿病と診断を行う時に使うフローチャートを参考にしながら、糖尿病の診断基準をチェックしていきたいと思います。

 

まず血糖値が12r/dl以上の場合やHbA1cの値が6.5%以上の境界型や糖尿病型の場合で、血糖値とHbA1cの値が両方基準値を超えている場合には、糖尿病と診断されます。

 

血糖値のみが境界型の場合で次の項目に当てはまる方は糖尿病と診断されます。

・糖尿病の典型的な症状がある場合
・糖尿病網膜症の方

 

この二つの項目に当てはまらない場合には、再検査を行います。
再検査においていずれの血糖値もHbA1cmo基準値に入っている場合には、糖尿病の疑いということで、3〜6か月以内に再び再検査を行い経過観察になりますが、それ以外には、糖尿病と診断されます。

 

HbA1cのみが糖尿病型の場合には、再検査を行います。この検査において血糖値が基準を超える場合には糖尿病と診断されます。
HbA1cのみが糖尿病型であったり、検査の結果基準値に当てはまる場合には糖尿病の疑いということで、3〜6か月以内に再び再検査を行い経過観察になります。

 

一度でも空腹時血糖値やHbA1cの値が基準を上回ると、その後は3〜6か月以内に再検査を行い経過観察ということになります。

 

もしかして糖尿病?気を付けるべきこととは

糖尿病 診断基準

 

血糖値やHbA1cの値が基準を超えている状態でも、糖尿病とは診断されないケースはあります。
ですが、実はギリギリセーフと安心できる状態ではなく、いつ糖尿病と診断されてもおかしくはない状態、もしくはまさに糖尿病に向かっている状態です。
決して安心できる状態ということはできません。

 

そこで、血糖値を下げる努力が必要になってきます。
食生活を見直し、生活習慣を見直すことが大切で、さらに運動を積極的に行うことも大切になってきます。

 

糖尿病が疑われる人の場合には、肥満の状態になっているケースも多いので、ダイエットを心がけるようにしていきます。

 

血糖値を下げる努力を行うことはダイエット効果も高く、血糖値を下げることとダイエットは同時に行うことが出来ます。
体が軽くなればそれだけ運動もしやすくなっていきますので、頑張っていきましょう。

 

糖尿病 診断基準血糖値を下げるためにはウォーキングがおすすめです。その理由はこちらでチェックしてください。

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